安い着物がザクザク!世田谷ボロ市2018-2019
当サイトは「普段着物」をテーマに記事を書いております。結婚式・七五三・入学式・卒業式、お茶の席など改まった場ではルールやマナーが必要となり、この記事の内容は適さない場合があることをご了承ください。
はじめに
約700店の露店が並び、1日におよそ20万人もの人出でにぎわうボロ市!
ここでは着物がたくさん!!安く!!買えてしまうのです!!
「汚れてもいい、安い、でも好み」な普段着物のほとんどがボロ市で購入したものです。
↓↓過去のボロ市の記事はこちら↓↓
世田谷ボロ市とは
毎年12月(15・16日)と1月(15・16日)の4日間開催されており、約20万人以上が訪れるという東京を代表する伝統のイベントです。
ボロ市の始まりは安土桃山時代。
当時関東地方を支配していた小田原城主北条氏政が天正6年(1578)世田谷新宿に楽市(市場税を一切免除して自由な行商販売を認める)を開きました。毎月一の日と六の日に6回開いていたので、六斎市(ろくさいいち)とも呼ばれていました。
その後、北条氏は豊臣秀吉に滅ぼされ世田谷城が廃止されると世田谷新宿が城下町として急速に衰えていきます。同時に六斎市は自然消滅して姿を変え、現在に至ってます。
ボロ市の開催日とアクセス
- 開催日時
12月15日・16日、1月15日・16日
4日間とも午前9時~午後8時 - 開催場所
東京都世田谷区世田谷1丁目にある「ボロ市通り」とその周辺 - 交通
「世田谷線」世田谷駅・上町駅、徒歩3分
問合せ先:世田谷総合支所地域振興課 03-5432-2831 引用元:世田谷区公式ホームページ
2018-2019 私のボロ市戦利品
着物との出会いは一期一会、縁あって私の所にきた着物はこちらです。
2018年12月のボロ市の様子
着物をハンガーにかけているお店もあれば、写真のように山積みにしているお店もあります。
今回の戦利品はまさにこの山をかき分け・掘って見つけた「掘り出しもの」!
ボロ市の着物屋はチラッと見ただけでは「たいしたものがないな・・・」と思うけど、中まで入り積み重なった着物の下や隙間を探るとお宝があったりするから侮れません。みなさん是非お宝を掘り当ててください。ちなみに私は掘り過ぎて腰が痛いです。
去年と比べるとアンティーク着物や銘仙・大島紬が少なかったです。その年によって品揃えがガラリと変わります。
絹の値段が高騰しているので数年前は溢れるほどあった絹の帯揚げは本当に少なくなりました。でも少ないながらも1500円の安さ!まずはベーシックカラーを揃えたいという方は是非チェックしてください。
ボロ市で着物を買う時の注意点
- シミ・ほつれ・虫食いは細かくチェック!!
- 特に目立つ胸元などは必ず確認してください。布やお尻の辺りの縫い目が弱っていないかも確かめた方がよいです。夕方からは薄暗くて見えにくくなりますので明るい時間に行くことをお勧めします。
- 着用できるくらいの汚れか?
-
着物よりクリーニング代の方が高くなる場合もあります。私は縮み覚悟で手洗いすることもあります。
- 自分のサイズを知っておく
-
アンティークは小さめなことが多いです。
店では羽織る場所もないくらいお客さんでギューギューなこともありますので自分のサイズをメモしておき、メジャーを持っていくと確実です。 - 決断は早めに
- 一点物なので迷っていると他の人が買ってしまうこともあります。「後で買いにこよう」だとほとんど残っていません。
気に入ったものがあったら迷わず購入するのがおすすめです。後で後悔しないためにも現金は多めに持っていきましょう。(クレジットカードは使えません) - 早く行こう!
- 開催から早い日・早い時間の方が掘り出し物は見つけやすいです。いいものはすぐ売れてしまいます。
- 高価なものを買う時はよく考えて!!
- ボロ市は露天商が多い為、何か問題があっても連絡先が分からず保証は期待できません。
高価なものを買う時はご注意ください。 - 大きめのショッピングバッグを持参
- 購入した着物はビニール袋に入れてもらえますが、着物や帯は意外と重くてかさ張るためビニールが破けたことがありました。ショッピングバッグを持っていくと便利です。
今年もボロ市は楽しかった!
私がボロ市で購入するのはいつも「普段着物」。
1000円程の値段なので汚れても自宅で洗ってしまうし、シワになってもいい。気に入らなくなったらバラして付け袖としてリメイクしてもいい。気楽に切れる着物を探して今年も楽しく掘り出してきました。
もう普段着物も増えたし今年は着物を買わないかもなーと思いながらボロ市に行くのですが何故か3〜4枚は購入して帰宅しています。不思議と出会いがあるものです。