帯がうまく結べない・・作り帯を試してみて!
当サイトは「普段着物」をテーマに記事を書いております。結婚式・七五三・入学式・卒業式、お茶の席など改まった場ではルールやマナーが必要となり、この記事の内容は適さない場合があることをご了承ください。
はじめに
ハッキリ言わせてもらいます。昔の作り帯はダサかった!!!
色は黄色か赤、テカテカのポリエステル 、浴衣用しかない、一目で作り帯だと分かる・・・・あれだけは絶対につけたくないと思っておりました。
もしかしたらみなさんの「作り帯」のイメージもそんな感じなのではないでしょうか。
でも最近の作り帯は違います。
とにかくオシャレで高級感あり、作り帯だとわからないものが沢山出てきました。
作り帯のメリット・デメリット
私はいくつかの名古屋帯・半幅帯を「作り帯」にしています。
着物初心者の時にうまく帯を結べなくて作り帯を使い始めたのがキッカケですが、今でも作り帯を愛用しています。メリットもデメリットもありますが、私にとってはメリットの方が大きいのです。
メリット
- 時間がかからない!慣れれば数分
- 帯を結ぶのは慣れないととても時間がかかりますよね。時間をかけて結んだのになんだか変・・・ってなるとせっかくの「着物をきたい!」という気持ちがしぼんでしまう事も。もっと気軽に着物を楽しみたいから私は作り帯を愛用しています。
- 「崩れない」安心感
- 出かけた先で「帯が崩れないかな・・・」「見えないけど帯が曲がってないかな・・・」と帯ばかり気になってお出かけが楽しめないなんてこともありますよね。作り帯なら絶対に崩れない!!
デメリット
- 慣れないうちは胴回りがもたつく
- 帯を胴に巻いた後、帯部分についている紐を結んで固定させるのですが帯自体を結んでいるわけではないので慣れないと帯がブカブカすることがあります。慣れると綺麗に巻けるようになります。
- よーく見ると作り帯だと分かる
- 実際に帯を結んでいるものと作り帯では「結び方」などが多少違うので、よくよく見ると作り帯だと分かることがあります。でもそこまで人の帯をジロジロ見る人っていないのでほとんどバレません。
- 収納がかさ張る
- 立体的なモチーフがあるので収納にも場所をとります。
袋帯の作り帯
結婚式や入学式などフォーマルな場で使用する袋帯。
私は「二重太鼓」がうまく結べないので全て作り帯にしています。
名古屋帯の作り帯
名古屋帯の作り帯は現代物が多いです。
私のオススメは綿の作り帯。現代帯やリサイクル帯にはないポップな柄がとても可愛くてアクセントになってくれます。
半幅帯の作り帯
半幅帯の作り帯はとても種類が豊富です。
昔はリボン型だけでしたが作り帯に見えない結び方が出てきました。
献上柄だと高級感があって色々な着物にマッチします。
またポップな柄が多くて普段使いできる作り帯を見つけやすいです。
兵児帯の作り帯
兵児帯にも作り帯があります。
花のようにボリュームのある結び方や自然にふんわりさせているものまで、夏の着物や浴衣に使えます。
手持ちの帯を作り帯にする方法
私は手持ちの名古屋帯・半幅帯を「作り帯」にしています。切らずにできる方法をご紹介します。
切らずに作れるとはいえ、糸で固定するため針の穴が空いてしまったり折り目がついて取れなくなることもあります。お気に入りの帯・色々な結び方をしたいと思っている帯・高額な帯などはオススメできません。
逆に「この帯はこの結び方しかしない」という時は作り帯にした方が時短になります!
生地から自作して「オリジナルの作り帯」を作ってみよう
最後に
帯を自分で結べるようになるとコーディネイトの幅が広がりますが、作り帯で簡単着付けして「着物を楽しむ」ことも大切だと私は思います。可愛くて素敵な作り帯がたくさんありますのでぜひ検索してみてください。