短い、でも着たい!どうやって着ればいいの?
当サイトは「普段着物」をテーマに記事を書いております。結婚式・七五三・入学式・卒業式、お茶の席など改まった場ではルールやマナーが必要となり、この記事の内容は適さない場合があることをご了承ください。
はじめに
短い着物もきれるようになると「ああ!!あの着物を買っておけばよかった!!!大・後・悔!!!!」と悶えることも少なくなりました。
着物との出会いは一期一会です。
身丈が短いとき
私はアンティーク着物が大好きなのですが、アンティーク着物は大体短い。身長が156cmの私はおはしょりが取れません。
それでも「着たい!」と思う着物に出会ってしまったらこんな風に着ています。
腰紐の位置を低くする
おはしょりのサイズは腰紐で決まります!
丈が短い着物の場合は骨盤の位置で締めましょう。
とはいえ、この方法でおはしょりが取れるのは着物を羽織った時に裾が床につくくらいの丈がある場合です。それより短い場合は腰紐の位置を調整しても難しいかもしれません。
- 補正をしっかり!
- 骨盤は一番出っ張っている部分なので、腰紐が段々細いウエスト部分へ滑って移動してしまう事があります。しっかり補正をし「寸胴体型」にしておきましょう。
肩山をずらし半襟をたっぷりみせる
【簡単かわいい💕
— すなお👘@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2018年11月10日
半衿をたっぷり出すコツ】
「レトロな雰囲気にしたい」
「裄が短い着物を上手に着こなしたい」
そんな人に着付けのコツをご紹介します
①長襦袢の衿合わせは鈍角!
コーリンベルトは使わない方が上手くいく
②長襦袢の袖をひっぱって裄をかせぐ
③着物の衿と長襦袢の衿をずらす pic.twitter.com/WuQbnqrUEt
私がゴチャゴチャ言うより、すなおさんのブログを見て頂いた方が一発でわかります!!
半衿をたっぷり見せるコツ! 裄が短いアンティーク着物の可愛い着方 | すなおの着付けコツのまとめ♪
この方法はまず襦袢の衿合わせから変えていきます。いつもより鈍角にする事がポイント。
着物の衿と襦袢の衿をずらすことにより肩山の位置がいつもより下になり、おはしょりを取る事ができます。
- 襦袢を着るときの注意点
- このやり方は衿合わせが浮いてくることがあるため、襦袢の紐・伊達締めをなるべく上の方で締めます。
対丈(おはしょりなし)で着る
おはしょりがなくていいの!?いいんです!
私はほとんどのアンティーク着物は対丈で着ています。
おはしょりを帯の中に隠れる位置に作ります。後は上から帯を結ぶだけ。「おはしょりがモコモコになって綺麗にできない!」という悩みも帯の中に隠れてしまうからむしろ対丈って楽チンなのです。
着崩れを直したい時には帯の中に指を入れておはしょりを引っ張り出し、調整したあとはまた帯の中に押し込みましょう。
- 胸や下っ腹が強調される!
- 胸下に少しだけ補正を入れることで帯と胸・お腹の段差が軽減されます。
スカートや裾よけを見せる
裾よけの代わりにスカートを履いて、あえてはみ出して見せるのもオシャレです。今年流行りのプリーツスカートはどんな着物にも合います。
私が愛用しているのは、見せる裾よけ「ホムシュヘム」。ホムシュヘムを見せたくてわざと着物を短く着付けることもあります。
ブーツで着物を傷めてしまうのを防いだり、着物の丈が短くなることで歩きやすかったり、雨よけにしたり、ファッションの一部としたり、幅広く活躍します。
着物をあえて短く着る
ブーツ・スニーカー・ヒールなどの靴に着物をコーディネイトする時は、着物を傷めてしまうのを防ぐためにあえて短く着付けます。
また、その方がバランスがよかったり、歩きやすかったりします。
雨の日はポリエステル着物+ブーツというコーディネイトでモダンに決めるのも楽しいです。
裄(袖)が短いとき
アンティーク着物は身丈が短いと大抵裄も短いですが、着物は洋服と違って元々袖が短いものです。
肘が出てしまうのはおかしいですが、ちょっと短いくらいならそれほど気にしなくても大丈夫。
羽織でごまかす
着物の上に羽織をはおれば分からない!!
また、ひじを伸ばすのではなく軽く曲げるようにして振る舞うと裄の短さは目立たなくなります。
肩山をずらす
「肩山をずらし半襟をたっぷりみせる」の方法で裄も多少伸ばす事ができます。
袖レースをつける
「つけ袖」「着物カフス」「飾り袖」「袖レース」など色々な呼び方がありますが 、袖からチラリとのぞくレースやフリルがとても可愛い!華やか!
アームカバーになっているので腕につけるだけです。
自作しても楽しそうです。
身丈も裄も短すぎるとき
明らかに小さい・・・・でも一目惚れしてしまった!!という事がなんどもある私。そんな時はカーディガン・ワンピース感覚で洋服とMIXさせています。シャツ・タートルネック・パーカーを着物の下に着たり、帯ではなくベルトでガウン風に着たり、コーディネイトの幅も広がります!